どうも、チンパンジーまさるです。
最近、英語版の遊戯王を集めるのがマイブームとなっています。
僕以外にも、値段が安かったり、日本版では存在しないレアリティを集めたりなどで英語版にお世話になっている人も多いでしょう。
一方で対戦だとテキスト確認が面倒という問題もあり、
「ターン1制限ある?」
「対象とる?」
「時の任意効果?」
「発動を無効?効果を無効?」
などの細かい処理を対戦相手に聞かれる度に、日本語版を用意したりスマホで調べるのは結構めんどくさいです。
完全にテキストを把握しているのなら問題はないですが、そのような場合はいっそのこと英語を覚えてしまった方が早いと思います。
「えっ、遊戯王のためにわざわざ英語勉強すんの??」
と思われたかもしれませんが、テキストに書いてある英単語の種類は意外と少なくて読みやすいんですよ。
「英語」というよりも「遊戯王英語」のようなものでデュエリストであれば「そういうもの」としてすぐに読めるようになるでしょう。
今回は英語が苦手な人でも「遊戯王の米版テキストが読めるようになるコツ」を紹介していきます。
よくでてくる単語集
英語版テキストでよく出てくる英単語をまとめておきます。
You(あなた)とかAttack(攻撃)とかの簡単なものは省きますね。
Nomal Summon(通常召喚)
Special Summon(特殊召喚)
Tribute(リリース)
GY(墓地)
effect(効果)
actived(発動)
destroyed(破壊)
banish(除外)
target(対象)
negate(無効)
discard(捨てる)
opponent's(相手)
gain(上昇)
unitil(〜まで)
include(含む)
become(〜になる)
material(素材)
face-up(表側表示)
face-down(裏側表示)
よく出てくる表現
Until the end of ◯◯
「Until the end of ◯◯」で(◯◯終了時まで)という意味になります。
・バトルフェイズ終了時までだと「Until the end of Battele Phase」
・ターン終了時までだと「Until the end of this Turn」
Until(〜まで)さえ覚えたら色んなパターンを読めるようになりますよ。
once per turn
perは「〜につき」という意味なので、【once per turn】(1ターンにつき1度)という意味になります。
【You can only use this effect of “◯◯”once per turn】
(◯◯の効果は1ターンに1度だけ適用できる)
だいたいターン1制限がついているカードが多いので、上記のようなカードがゴロゴロ見つかるでしょう。
Special Summon this card from your◯◯
【from your GY】で墓地から特殊召喚。
【from your Deck】でデッキから特殊召喚という意味になります。
遊戯王は特殊召喚するカードが多いので、このテキストは嫌でもすぐに覚えるでしょう。
(Quick Effect)
日本版でいう「この効果は相手ターンでも発動できる」というテキストに該当します。
「スペルスピード2の効果」だと一目でわかるので、個人的には日本版より好きです。
英語版の「発動を無効」か「効果を無効」の見分け方
「発動を無効にしたのか?」「効果を無効にしたのか?」これは対戦中によく確認されることですが、英語版でも見分けるのは簡単です。
【効果を無効】にするテキストは『エフェクトヴェーラー』を例として見てみましょう。
that face-up monster your opponent controls has its effects negated until the end of this turn.
(相手がコントロールしている表側表示モンスターの効果をターン終了時まで無効にする )
effectは(効果)という意味で、negatedは(無効)という意味です。
つまりeffects negated で効果を無効する処理として認識ができます。
そして【発動を無効にする】テキストでは『スターダストドラゴン』を例にします。
You can Tribute this card; negate the activation, and if you do, destroy it.
(このカードリリースする。発動を無効にして破壊する)
negateは(無効)、activationは(発動)という意味なのでnegate the activationで発動を無効と読み取れます。
なので、nagate(無効)effect(効果)activetion(発動)さえ覚えておけば、何を無効にしたのかすぐに把握できますよ。
英語版の対象をとる、とらないの見分け方
英語版でも「対象を取る」効果に関してはきちんと表記されています。
『ティオの蟲惑魔』の効果を参考にしましょう。
When this card is Normal Summoned: You can target 1 "Traptrix" monster in your Graveyard; Special Summon that target in Defense Position.
(召喚成功時に、墓地の蟲惑魔1体を対象に守備表示で特殊召喚)
targetが対象を取ることを表しています。
ティオの場合はtarget1なので1体を対象にということです。
極端な話、targetがついていたら対象を取る効果と思ってOKです。
逆に対象を取らない場合ですが、日本語版では最近のテキストだと「選んで」という表記だけで見分けがつきます。
ですが、英語版はまだちょっと見分けがつきにくいので、発動の条件をよく読む必要があります。
対象を取らない効果の『トリシューラ』を例に見てみましょう。
When this card is Synchro Summoned: You can banish up to 1 card each from your opponent's hand, field, and GY.
(シンクロ召喚した時に発動できる。相手のフィールド、墓地、手札から1枚ずつ選んで除外できる)
トリシューラはシンクロ召喚に成功することだけが発動条件なので、
【When this card is Synchro Summoned:】
対象をとるtargetなども一切表記されていませんね。
【You can banish up to 1 card each from your opponent's hand, field, and GY.】
効果処理に入ってから、除外するカードを選ぶので対象を取らないということです。
これは昔からやっている遊戯王プレイヤーなら当たり前の認識ですが、「選んで」だけで対象の有無を判断していた新規プレイヤーだと難しいかもしれません。
英語版のタイミングを逃す、逃さないの見分け方
日本語でもややこしい「タイミングを逃す」ルールですが、もちろん英語版でも存在するのでその見分け方を解説します。
『堕天使スペルビア』を例に見てみましょう。
When this card is Special Summoned from the Graveyard: You can target 1 Fairy-Type monster in your Graveyard, except "Darklord Superbia"; Special Summon that target.
(墓地から特殊召喚に成功したとき、墓地の天使族モンスター1体を対象に蘇生できる効果)
Whenは(〜とき)という意味なので、「墓地から特殊召喚に成功したとき」という意味になります。
そしてYou can(あなたはできる)という意味なので、これで【時の任意効果】だと識別が可能です。
極端な話、発動条件にWhenがついていて「You can〜」って続いていれば「時の任意効果」と覚えてもらってOKです。
逆に【場合の任意効果】はWhenがついていません。
『麗の魔妖-妖狐』を例に見てみましょう。
If this card is Special Summoned from the GY: You can destroy 1 monster your opponent controls.
(墓地から特殊召喚したら相手のモンスターを1体破壊できる)
直訳すると、「もし墓地から特殊召喚したら発動できる。」
発動条件が「〜とき」ではないのでWhenがつかないのです。
古いカードだとこの法則に当てはまらない場合もあるかもしれませんが、それは日本版にも言えることなので判断がつかないときは素直に裁定を調べましょう。